本研究会は、従来の最終処分場の考え方から脱却し、廃棄物の資源循環システムの形成のための装置の一つとして、廃棄物のストック・埋立施設に関する新しい視点を取り入れた技術・手法を確立することによって、地域におけるゼロ・エミッションの実現に向け微力ながら社会に寄与することを目指すものであります。
近年、処理能力を超える大量の廃棄物発生や最終処分埋立地の不足等によって、環境悪化や廃棄物処理費の負担増が国民生活に多大な影響をもたらすことが懸念されております。なかでも、現状の廃棄物の最終処分場については、一部施設において技術上の問題が指摘されたこともあり、国民の最終処分場に対する不安が高まり、緊急かつ安全性を考慮した対応策が求められています。また、資源の有限性を考慮すれば、今後、廃棄物の資源化による資源循環型社会構造へと転換していくことが求められています。
こうした状況を踏まえ、本研究会は、従来の最終処分場の考え方から脱却し、廃棄物の資源循環システムの形成のための装置の一つとして、廃棄物のストック・埋立施設に関する新しい視点を取り入れた技術・手法である「鋼板遮水システム」を確立することを目的としています。これによって、地域におけるゼロ・エミッションの実現に向け微力ながら社会に寄与することを目指すものであります。
研究会には4つの技術部会があり、各部会において鋼板遮水システムに関する技術研究を行っています。
研究会の研究成果は、毎年報告書としてまとめています。
・平成12年度 鋼板遮水システム技術検討報告書(平成12年10月)
・平成13年度 鋼板遮水システム技術検討報告書(平成14年2月)
また、平成13年度には鋼板遮水システムを平易に説明・解説したQ&A集を作成しました。
※このページの情報は平成14年2月時点のものです。